(※下書き用) 第3回【選挙、政党・議員と金】

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2025年 6月7日(土)0:00
6月15日(日)20:00

参加者:
・遠藤佳美さん(大学教員)
・高橋富代さん(尾崎行雄記念財団・咢堂塾運営委員)
・高橋繭美さん(東京都足立区議)
・天野統康さん(政治・経済・思想研究家。作家)

– 議員リコール

[1]国会議員の解職(リコール)制度を設ける
参考Webサイト

弁護士JPニュース『国・地方で相次ぐ不祥事…「議員」を“辞めさせる”にはどうすればいい? “元議員”の弁護士に聞いてみた』

弁護士法人アズバーズ『地方議会議員・国会議員を辞めさせる除名・リコール等の方法を弁護士が解説【木下富美子氏】【ガーシー氏】』

THE GOLD ONLINE 『アメリカとイギリスにおけるリコール制度の現状』

キャリアガーデン 『国会議員は辞めさせる=リコールできない? 罷免(ひめん)・除名の違いとは?』

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– 政党・議員とカネ

[2]調査研究広報滞在費(旧文通費)を廃止する

「調査研究広報滞在費(旧文通費)」とは?

・国会議員に歳費とは別に毎月100万円支給される公費。
・非課税で使途の公開義務がなく、目的外使用への罰則もない。

(参考:時事通信「用語解説・ニュース」

参考Webサイト

ニュースサイト HUNTER『月額100万円・旧文通費「調査研究広報滞在費」を廃止せよ|現役国会議員秘書の本音(Ⅱ)』

毎日新聞『(社説)旧文通費の使途公開 抜本的改革につなげねば』

JapanKnowledge 『日本大百科全書(ニッポニカ)調査研究広報滞在費』

衆議院『国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案要綱』

ウィキペディア(Wikipedia)『調査研究広報滞在費』

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[3]政党交付金を廃止する

「政党交付金(政党助成金)」とは?

・国が政党の活動を助けるために交付する資金。
・使途などについての報告書を総務大臣に提出する。
・その年に使い切らずに基金として積み立てることが可能。

(参考:NHK政治マガジン

参考Webサイト

e-GOV 法令検索『政治資金規正法等の一部を改正する法律(令和七年法律第二号)』

日本共産党『政党助成金への態度は?』

ウィキペディア(Wikipedia)『政党交付金』

選挙ドットコム『政治資金は、誰がどのくらい負担すべき? 世界と比べてみたら(原口和徳)』

選挙ドットコム『海外事例に学ぶ「政治と金」。政治家を支える個人からの寄付・献金文化』

JBpress『政治資金や政治献金はなぜ存在するのか、とことん規制すると何が起きるのか』

zakzak『海外と比べトップクラスに緩い日本の「企業団体献金」どうすべきか 独立した監督機関を設置、公開や検索性を高めるべきだ』高橋洋一

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[4]企業・団体献金を全面禁止とする
参考Webサイト

産経新聞『(討論)「政治とカネ」問題 企業・団体献金禁止すべきか』力武崇樹

ABEMA Times『なぜ企業・団体献金は必要というのか 小泉進次郎氏「禁止すれば日本の政治が劣化する」理由とは』

しんぶん赤旗『参政権侵す重大問題 赤嶺氏「企業団体献金やめよ」』

法学官憲法研究所『企業団体献金の禁止は可能か』橋本基弘(中央大学法学部教授)

中國新聞『(社説)企業・団体献金 温存では政治不信深める』

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– 選挙制度

[5]衆院選(小選挙区)での決選投票制を導入する

1回目の投票でどの候補も得票率が有効投票数の過半数に満たない場合、
上位2人の決選投票を行う。

参考Webサイト

ニッセイ基礎研究所『どのように多数決をとるか-とり方しだいで結果が変わる?』

ウィキペディア(Wikipedia)『二回投票制』

テレ朝news『今必要な“真の政治改革”とは…田坂氏「2回投票制」の提言(モーニングショー)』

読売新聞オンライン『参院選の野党一本化「予備選」、維新が制度案を修正へ…選挙区ごとの世論調査で勝敗』

東京弁護士会『憲法学と選挙制度②』

note『フランス国民議会選「2回投票制」の攻防――はじめの票は心で入れて、2度目の票は頭で入れる』三春充希(はる) 未来社会プロジェクト

日本経済新聞『[社説]フランス下院選挙後の政治不安の拡大を避けよ』

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[6]被選挙権の年齢を選挙権と同一(満18歳以上)にする
参考Webサイト

日本総研『選挙権同様、被選挙権年齢を満 18 歳以上とすべき理由』

日本総研『被選挙権年齢を18歳に引き下げることが必要な理由と期待される効果』

NHK『被選挙権年齢 大学生高校生ら 自民作業チームに引き下げ求める』

朝日新聞『(投票結果発表)被選挙権年齢の引き下げ』

株式会社第一生命経済研究所『シリーズZ世代考(4)「Z世代は被選挙権年齢引き下げを望むのか」』

立候補年齢を引き下げるためのプロジェクト ホームページ

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【実験】

実験:[5]衆院選(小選挙区)での決選投票制を導入する
賛成①

1回の投票だけだと、当選者以外に投じられた多くの票が「死票」になるが、 2回目の投票があれば、「死票」が大きく減少して、民意がより正確に反映される

反対①

お金と手間がかかる。2021年の衆院選で、1回にかかった費用は651億2200万円。決選投票となった選挙区すべてにおいて、投票所や開票所の設営費や、そこで作業する人たちの人件費、投票用紙、 政見放送や新聞広告費などが余計にかかってくる。

賛成②

決戦投票制だと、1回目で野党各党が独自候補を出し乱立しても、決選投票では自然に連携が促進されるので、野党間で事前の候補者調整が不要になる。

反対②

野党の候補者調整は事前の世論調査などを参考にする「予備選挙」で行えばよい

実験:[5]衆院選(小選挙区)での決選投票制を導入する

賛成側の主張

  1. 1回の投票だけだと、当選者以外に投じられた多くの票が「死票」になるが、 2回目の投票があれば、「死票」が大きく減少して、民意がより正確に反映される
  2. 決戦投票制だと、1回目で野党各党が独自候補を出し乱立しても、決選投票では自然に連携が促進されるので、野党間で事前の候補者調整が不要になる。
  3. 2024年のフランス下院議員選挙では、この制度があったため、極右政党(国民連合)の台頭を防ぐことができた。相対的に支持率が高くても、それ以上に不支持率が高い政党が伸びにくくなる

反対側の主張

  1. お金と手間がかかる。2021年の衆院選で、1回にかかった費用は651億2200万円。決選投票となった選挙区すべてにおいて、投票所や開票所の設営費や、そこで作業する人たちの人件費、投票用紙、 政見放送や新聞広告費などが余計にかかってくる。
  2. 野党の候補者調整は事前の世論調査などを参考にする「予備選挙」で行えばよい
  3. フランスでは下院選挙の結果、新人民戦線(左派連合)が最大勢力となったものの、過半数には遠く及ばず、右派連合、国民連合(極右)との三すくみ状態となり、不安定な政局が続いている
実験:[5]衆院選(小選挙区)での決選投票制を導入する

①1回の投票だけだと、当選者以外に投じられた多くの票が「死票」になるが、 2回目の投票があれば、「死票」が大きく減少して、民意がより正確に反映される

②決戦投票制だと、1回目で野党各党が独自候補を出し乱立しても、決選投票では自然に連携が促進されるので、野党間で事前の候補者調整が不要になる。

③2024年のフランス下院議員選挙では、この制度があったため、極右政党(国民連合)の台頭を防ぐことができた。相対的に支持率が高くても、それ以上に不支持率が高い政党が伸びにくくなる